ネオ・桃太郎

ネオ・桃太郎 ~第8話~ 作者:あむさい

「実は…
 俺は夢を諦めるわ。
 急な事でホンマごめん。」

鬼とは同じ夢を追いかけるライバルだった。

はじめは鬼と比べられて嫌だったが、
仲間が減っていくにつれて、
知らぬ間に心の拠り所となっていた。

まさかの連絡にショックを隠しきれないネオ・桃太郎。

「な、なんで…?」

「俺はな、鬼一族の長として生まれて、その運命に逆らう様に夢を追う事にしたんや。

でも自分のルーツがあるからこそ今の俺があるという事に、とある人のお陰で気付けて、これからは鬼一族を大事にしていくと決めたんや!」

ネオ・桃太郎は「とある人」に何故か嫌な予感がした。

…まさか?例の占い師?
自分だけでなく鬼とも接点があるのか?

それとも仲間の中に鬼と接点のある奴がいるのか?

自分が信じていたものが、信じられなくなる。

誰が正しいのか?
自分も正しいのか?

この不自由なカラダも、誰かに操られた運命だとしたら、、、!!

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