「実は…
俺は夢を諦めるわ。
急な事でホンマごめん。」
鬼とは同じ夢を追いかけるライバルだった。
はじめは鬼と比べられて嫌だったが、
仲間が減っていくにつれて、
知らぬ間に心の拠り所となっていた。
まさかの連絡にショックを隠しきれないネオ・桃太郎。
「な、なんで…?」
「俺はな、鬼一族の長として生まれて、その運命に逆らう様に夢を追う事にしたんや。
でも自分のルーツがあるからこそ今の俺があるという事に、とある人のお陰で気付けて、これからは鬼一族を大事にしていくと決めたんや!」
ネオ・桃太郎は「とある人」に何故か嫌な予感がした。
…まさか?例の占い師?
自分だけでなく鬼とも接点があるのか?
それとも仲間の中に鬼と接点のある奴がいるのか?
自分が信じていたものが、信じられなくなる。
誰が正しいのか?
自分も正しいのか?
この不自由なカラダも、誰かに操られた運命だとしたら、、、!!