日記

8/6のできごと #1日目

今日、わたしはアソコに行った。やや騒がしいが軽作業をするのには十分だ。

わたしがアソコで作業することを伝えたら、あの人は「よくできるねえ~」と言っていたっけ。

わたしはあまり色々と気にしないようにしているから、できるのかもしれない。

家を出たとき、すでに猛暑だった。アレを持ったから大丈夫かと思いつつ、さすがの暑さに耐えきれなかったので、アレでアソコに向かう。

アソコは冷房がしっかりと効いていて、ひんやりと気持ちがいい。

わたしはまだ心地よさを感じられるが、これが日本刀の焼き入れだと思うと心地よいでは済まないだろう。軽く昇天する気がする。

さて、何を注文するか。定番はアレだが、あいにく昼ご飯を食べてきてしまった。アイスのアレにしよう。

アイスのアレ1個できっちりトレーに乗っけてくれた。フレンチ料理みたいだ。だがここで私がアイスのアレをトレーにぶちまけても、そうはならない…料理は奥深い。

トレーを片手に席を探す。お、角の席が空いているではないか。ここにしよう。

テトリスならわたし共々消滅しているところだが、現実では許される。テトリスの世界線に生まれなくてよかった。

最近はアイビスペイントというアプリを使って絵を描くのにハマっている。100均でコレを買ったから、サクサクと進む。今日はアレを描こう。

…むむむ。なんだか視界に緑色がちらつくと思ったら、少し奥に座ってるあの人のアレか。アレの緑色が見えていたんだな。

緑色が気になった流れで周りを見てみると、ココはジャングルのようだ。いろいろな人間がいる。

脚を浮かせて斜めになりながら、なにかを音読している人。イスと脚の角度を分度器で測らせてほしい。

なかなか立派なアレをイスに置いている人。ソレを持ってこれからどこへ行くのか、3秒ほど気になってしまったではないか。

人のことを観察している瞬間は自分のことは忘れている。しかし、観察しているのも、またわたし自身のはずだ。

では、人のことを観察している瞬間のわたしは誰なのか。

絵ができた。絵を描いてみると絵を描いている人の苦労が少し理解できた気がする。

イラストレーターという人間はすごい。どれくらいすごいかというと、1人でコメダ珈琲に行き、カツパンとたっぷりたまごのピザトーストとシロノワールを食べきるくらいすごい。

絵を描いてみて、もう1つ発見がある。絵はあり得ないものすら、あり得るものにできる。そしてそれが比較的許される。

たとえば、人間の足にカボチャをくっつけてカボチャの靴だ!としてもいいし、タコとティラノサウルスとキーウィをミックスさせたキメラを生み出してもいい。

絵はどれだけ頭を柔らかくできるかが面白いところなのだろう。

キリがいいのでココを出よう。アレでココから帰る。夕方でも外はじっとりとした暑さで迎えてくれる。日本の夏って感じだ。