桃太郎「なぁ。もうこんな争い終わりにしないか?」
桃太郎が呟いた。
鬼「…あ?なにバカげたことを言ってるんだ?」
犬「そ、そうですよ桃太郎さん!僕たちは鬼一族を抹殺するためにここまで頑張ってきたんじゃないですか!」
桃太郎「俺は…本当は…鬼一族を倒したくなんかないんだ…!良きライバルとして切磋琢磨していきたいだけなんだよ…!」
犬「…!!」
キジ「モモタロサァン…」
鬼「ふざけるのも大概にしろ。俺たちはどんな出会い方をしても、いずれ争う運命なんだよ。」
桃太郎「──────っ。運命なんてクソ喰らえ!」
そう言うと、桃太郎は刀やハチマキ、きびだんご袋を地面に叩きつけた。